小学生の勉強が『できる子』と『出来ない子』の3つの違い

手をあげる子供

小学生になると気になるのが子どもの学力です。できれば勉強ができる子に育ってほしいと思うのではないでしょうか。少しでも成績が上がるようにと、塾へ行かせたり通信教育を受講したりする家庭も少なくはありません。

しかし中には家や塾で勉強をしているにも関わらず、テストで良い点が取れない子もいます。その反対に、少し勉強しただけで高得点を取る子もいるのです。親としては「うちの子も頑張っているのに何が違うのだろうか」「もっと勉強をやらせるべきなのだろうか」と疑問に思いませんか?

そこで今回は、小学生の勉強が「できる子」と「できない子」の3つの違いについて紹介します。

1.勉強を好きになるためにはまず興味

虫眼鏡

勉強ができる子と勉強ができない子では何が違うのでしょうか?

まずできる子は、勉強に対しても興味を持って取り組もうとします。

「なぜそうなるのだろうか」「別の考え方をしたらどうだろうか」などです。「なぜ?」と疑問に思うことで、分かるまで興味を持ち続け、分かったときの達成感も大きくなります。

また「次はどんな問題が出るのだろう」「どんなことを勉強するのだろう」と学習に対するモチベーションも高くなるのです。そして、分からなかった事が分かるようになれば子どもの知識が増えます。この繰り返しによって知識がどんどん定着し、勉強ができるようになるのです。

反対に興味が持てなければ勉強も「おもしろくない」「やらされている」と感じ、分からないこともそのまま放置してしまいます。分からないことを分からないままにしておくと知識も定着しないため、ますます勉強も嫌いになりテストでも点数が取れなくなるのです。

子どもに興味を持たせる方法

そこでまずは勉強に興味をもらえるように学習に工夫する必要があります。例えば、歴史や理科の漫画を勧めてみる、算数の文章問題の中に子どもが好きなキャラクターを出す、日常会話の中で「どう思う?」と子どもに問いかけるなどです。

また、楽しく学習できる「うんこドリル」やゲーム好きの子なら「スマイルゼミ」「チャレンジタッチ」のようなタブレット型通信教育や、学習アプリで興味を持たせる方法もあります。無理に興味を持たせるのではなく、子どもが自然に興味を持つことが大切です。

2.勉強に必要な集中力

勉強する女の子

2つ目の違いは勉強ができる子は集中して学習に取り組むため、学習の単元や課題をしっかりと理解していること。基礎がきちんと理解できていれば、自分が知っている知識を使って応用問題も解くことが可能です。

反対に勉強ができない子は集中力が続かず、漠然と学習しているはず。例えば算数だと基礎を理解していなければ、どんな数式を使って解いたら良いかが分からないため「解けない」「分からない」「勉強が嫌い」となってしまうのです。

子どもの集中力をつけさせる方法

子どもの集中力はそれほど長くは続きません。低学年では10分程度、高学年でも30分ほどです。集中力をつけさせたいからといきなり長い時間机に座らせてもうまくはいきません。そこで、次の3つのことを意識してみてください。

■集中力をつける3つの方法

  • 学習時間を決めておく
  • 勉強の環境を整える
  • 短時間から始める

勉強中に気になることがあると集中して学習できません。そこで、学習を始める時間を決めておきましょう。子どもが集中できる時間帯を親子で考えてみてください。

始まる時間が決まったら、勉強をする環境も整えておきましょう。テレビやゲーム、漫画などが周りにあると集中することができません。勉強中はテレビを消して、ゲームや漫画なども周りに置かないようにします。

最後に勉強は長く続けても集中力が途切れてしまうため、短時間からはじめてみてください。まずは10分から。10分集中が続くようになったら、休憩を挟んで別の学習をもう10分。少しずつ時間を延ばして、子どもが集中できる時間を見極めてみてください。
参考記事勉強の集中力が続かない小学生をやる気にさせる5つの方法

3.学習習慣をつけることで知識を定着させる

勉強する子供

3つ目は学習習慣の違いです。

勉強は一度やれば良いというわけではなく、繰り返して学習することで定着します。そのため、自宅学習などで基礎的な学力の習得に努力している子は、学習の土台がしっかりするため勉強ができる子が多いのです。

その反面、学習習慣がついていなければ知識が定着しません。知識が定着しなければテストでもどのように解いたら良いかわからず、成績は上がらないのです。

学習習慣をつける方法

子どもの学習習慣は1回で付くものではありません。毎日繰り返すことで、勉強することが当たり前になるのです。我が家の息子たちも学習習慣をつけるために、初めはノート半ページに好きな学習をすることから始めました。

いきなり何ページもドリルをやらせたり、難しい問題に取り組ませてもうまくいかないので、まずは5分から10分の学習をめどにして、簡単な問題から取り組むようにしましょう。全ての問題が正解だと子どものやる気も上がり、「明日も頑張ろう」となるはずです。慣れてきたら時間を延ばしてみてください。
参考記事小学生に学習習慣をつけさせることに成功した方法【我が家で実践】

まとめ

勉強が「できる子」と「できない子」には、「興味」「集中力」「習慣」3つの違いがあります。まずは、勉強に対して興味を持ってもらうことから始めてみましょう。

勉強に興味が出ると集中して学習するようになります。我が家ではまず、勉強が楽しくできるためにと学習教材に、長男は『スマイルゼミ』、次男は『チャレンジタッチ』を受講しています。特に勉強が好きではない次男は、『チャレンジタッチ』で少しだけ勉強に前向きになりました。

勉強方法を少し工夫するだけで、今まで勉強ができなかった子もできる子に変わります。とは言え、何もしないで急に勉強に興味を持ったり、集中力が上がったり、学習習慣が付いたりすることはありません。

勉強ができる子は勉強法を身につける努力をしています。そのためには子どもだけに任せるのではなく、親もサポートが必要ということを覚えておいてくださいね。