小学生に学習習慣をつけさせることに成功した方法【我が家で実践】

我が家には小学5年生と、2年生の息子が2人います。兄弟で全く性格も異なり、5年生の長男は一人でコツコツとやるタイプ、2年生の次男は周りがやればやるけれども、一人だと何もしないタイプです。

そんな我が家の息子たち。長男が小学校に入学してからは、出された宿題と通信教育のドリルは一人でこなしていたため、親が勉強に付きっきりということはありませんでした。

それが普通だと思っていたのです。しかし、次男が小学校に入学したらお兄ちゃんのように宿題が進まない、学習習慣が身に着かない。そんな状況に私もイライラ。

次男の入学から1年。今でも兄弟たちの学習は親には試行錯誤していますが、宿題と自主学習をする習慣ができるまでにはなりました。そこで今回は、我が家で実践している学習習慣をつけさせる方法をご紹介します。

ヒントや課題を親が出す

我が家で実践している学習の一つが自主学習です。宿題以外に次男はノート半ページ、長男は見開き1ページを何でも良いので学習します。

長男は色々と考えて自主学習をしていますが、始めた当時はとても内容が薄いものでした(歴史上の人物をただ書き写しただけだったり、知っている国名を書いているだけなど)。

そこで、自主学習が定着するまではある程度学習のヒントや課題を親が与えていました。

例えば、「こんな詩が新聞に載っているから視写に使えない?」「歴史上の人物を絞って詳しく調べたら?」「白地図コピーして地理を覚えてみる?」などです。

初めは一緒に何をやろうかと考えていましたが、今では自分で詳しく調べることができ、辞書やネットを使って自主勉強に取り組んでいます。

低学年の次男はまだ自分で調べることが難しいため、漢字や計算、日記、視写などを中心に自主学習をしています。初めは毎日続かず気が向いた時にやっていた自主学習ですが、今ではほぼ毎日、宿題が終わったら自主学習ノートを自分で開けてやるようになりました。

まずは、「宿題以外の学習を毎日やる」という習慣づけが大切なので、ノートに絵を描いたり、本を読んだり、通信教育をしたり、縄跳びの練習をしてもOK。

次男が1年生の時は、外へ行って植物や虫を観察したこともあります。初めは学習の基礎を固めてと思って、親子で取り組んでみてください。

先生にも少しお願いしておく

学習習慣は家庭で身に着けるものかもしれませんが、家庭だけでは限界があります。そこで、学校の先生にも少しお願いして協力してもらうのも方法です。

我が家では家庭訪問の時に、「子どもたちが自主学習をしたノートを学校に持たせます。子供も先生から丸を貰えると嬉しいので、お時間があれば見てもらえますか」と伝えたのです。

これは兄弟2人ともに大きなやる気を与えてくれました。長男は自主学習のノートを学級通信に載せてもらったことでやる気がUP。

次男も先生から「自主学習で視写をがんばっていたから、視写の宿題もキレイに書けて成果がでている」と言われたことで、自主学習で国語をする時は以前よりも丁寧に書くようになりました。

さらに、先生からのコメントやシール、ハンコも子どもたちには励みになっています。家庭だけでなく学校にも少しお願いすることで、子どもは「頑張ってやろう」という気持ちになるようです。

ごほうびと楽しさでモチベーションを上げる

我が家の家庭学習は初めから順調に進んだわけではありません。とりわけ次男は気難しく、気分が乗らないとまったくやらないのです。そこで、我が家ではモチベーションを上げるために色々な方法をやっています。

  • 自主学習1ページでゲーム10分
  • 自主学習ビンゴでお楽しみを作る
  • 100点ファイルを作成
我が家で今おこなっている学習習慣を着けるための3つのことです。まず用意したのがシールです。自主学習を1ページ出来たらシールを1つ貼り、学習後に10分ゲームをすることができます。ちなみに、ゲームは一人1日最大30分まで。

さらに、9マスのビンゴ用紙を用意して、そこに自主学習でやる内容を9つ書き込みます。うち、真ん中は「フリー」で何をやってもOK。そして、1マスだけ親がやって欲しい自主学習を書きます。

あとは子どもが好きに書いて、その学習が終わったらシールを貼る。縦横斜めに3つそろったらプラス10分ご褒美にゲームができるようにしました。ビンゴ形式にしたのは、子どもが楽しみながら学習をしてほしいと思ったことと、幅広く自主学習をやって欲しいと思ったからです。

そして最後に「100点ファイル」を作成。これは、テストで100点を取ったらファイルに入れる。それだけです。

大きなテストだけでなく、小テストや漢字テストも100点であればすべてファイルに入れます。思いのほか子どもたちには効果がありました。「100点ファイルに入れておいて」ととても得意げにテストを見せてくれます。さらに「次も頑張りたいから家でも勉強しよう」と気持ちもなるようです。

まとめ

家での学習はまだまだ試行錯誤中で、日によっては上手くいかない時もあります。自主学習を始めて、「ようやく定着してきたな」と思うようになるまで半年くらいはかかりました。

とは言え、今でも「今日は宿題以外やらない」ということもあります。もちろん毎日学習することが理想ですが、大人もやりたくない日もあるので、できるときにしっかり学習をすれば良いと考えています。

我が家のようなやり方が正しいとは言い切れませんが、学習習慣を身に着けさせる方法の一つの参考にしてみてください。

ちなみに今は通信教育のスマイルゼミを自主的にやってくれるまでになりました。学校のテストでも少しずつ100点も増えてきて、親としても一安心です。
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