小学生の自宅勉強時間の目安は1日〇分!学年別の理想時間

小学生の自宅勉強時間の目安は1日〇分!学年別の理想時間

我が家の子供は小学5年生と2年生です。長男はそろそろ中学生に向けて意識をしなければならない学年になりました。2年生の息子も次からは中学年。

新たに理科と社会が教科に加わります。親の私からすると「もう少し学校の勉強も頑張ってほしい」と思うのですが、なかなかうまくはいきません。今は宿題+自主学習を毎日こなしている息子たちですが、学年の割には学習時間が短いのではないかと感じることがあります。

そこで今回は、小学生の理想の自宅学習時間と、実際にみんなはどれくらいの時間勉強しているのかを紹介します。

小学生の自宅勉強時間の理想は「学年×10分+10分」

小学生の自宅勉強時間の目安は1日〇分!学年別の理想時間

まずは、自宅学習時間の理想を確認してみましょう。小学生の自宅勉強時間の目安は学年によっても異なり、理想の学習時間は「学年×10分+10分」です。

■小学生の理想の学習時間

  • 1年生:20分
  • 2年生:30分
  • 2年生:30分
  • 4年生:50分
  • 5年生:60分
  • 6年生:70分
1年生であれば宿題の量も少なく、内容もそれほど難しくないので10分程度で宿題が終わる子もいるはず。

そうなると、あとの10分は宿題とは別に自主学習として取り組むようにしてみてください。毎日宿題+自主学習を習慣づけることで、学年が上がってもその学習スタイルを崩すことなく続けることができるはずです。

それぞれの学年の理想学習時間は、半分が宿題にかかる時間、もう半分が自主学習にかかる時間と考えます。もちろんこれ以上の時間、勉強しても問題はありません。

実際にみんなの自宅勉強時間は何分?

ではみんなは実際に、理想の自宅学習時間をきちんと勉強しているのでしょうか。進研ゼミでおなじみ、ベネッセが調査をした結果をもとに確認してみてください。

■各学年の平均自宅勉強時間

  • 1年生:56分
  • 2年生:56分
  • 3年生:66分
  • 4年生:71分
  • 5年生:76分
  • 6年生:76分
※ベネッセ教育総合研究所「学校外教育活動に関する調査 2013」より。
※小学1~6年生の子ども(第1子)を持つ保護者6,180名が対象。
※数値は子どもの1日あたりの平均学習時間(学校の宿題+家庭学習【塾を除く】)。
【参考サイト】ベネッセ 教育情報サイト

少し古いデータですが、小学生の平均自宅学習時間はなんと「60分以上」という結果になりました。

塾は省いた時間なので、塾を含めるとかなりの時間になるはずです。宿題に30分かかるとしても、残りの25分~45分は宿題以外の自主学習に使っている計算になります。我が家の息子たちで見ると、小学2年生の息子は宿題20分+自主学習25~30分というところなので少し足りませんね。

小学5年生の息子は宿題20分+自主学習30分+スマイルゼミ20分の合計70分が、だいたい平日の学習内容です。
【参考記事】スマイルゼミの口コミ@受講者がタブレットの使い勝手や実際にかかる費用を紹介

勉強時間よりも大切なのは3つのこと

小学生の自宅勉強時間の目安は1日〇分!学年別の理想時間

小学生の自宅学習時間の目安は「学年×10分+10分」が理想ですが、必ずしもこの時間を忠実に守る必要はありません。勉強のやり方によっては、理想の時間より短くても有意義な学習ができていることもあります。

反対に長時間やっていても、ダラダラと時間だけが過ぎて頭に入っていない学習ではやっていないのと同じです。そこで、勉強時間よりも大切な3つのことを紹介します。

1.学習の量を決めてやる

まずは、子どもが今日やる自宅学習の内容と量を決めてください。「算数ドリルを2ページやる」「漢字の書き取りを1ページやる」など、勉強の区切りを決めます。

決めたら時間に関係なくそこまでは必ず終わらせるようにするのです。もしかするとものすごく早く終わってしまったり、反対に時間がかかって理想の学習時間を大幅にオーバーしてしまうこともあるかもしれません。

それでもOK。最初はうまくいかない時間配分も、何度も積み重ねていくことで自分の学習配分が分かるようになります。

2.短時間でも集中してやる

音楽を聴きながら、テレビを見ながらなどダラダラと長時間勉強しても意味はありません。

個人差はあるものの、小学生の低学年で集中して勉強できる時間は10分~20分と言われています。集中力が続かないというときは、自宅学習時間の理想に捕らわれずに短時間でも集中できる内容の学習をしてみてください。

3.毎日続ける

小学生の自宅勉強時間の目安は1日〇分!学年別の理想時間

自宅学習は毎日続けることが大切です。初めから「〇分」と勉強時間を決めてしまうと、毎日の勉強が苦痛になる子もいるはず。

まずは、短い時間からでもよいので毎日学習を続ける習慣をつけることを目標にしましょう。宿題+自主学習の習慣が付くと、自然と勉強時間も伸びてくるはずです。

まとめ

子どもの自宅学習時間が短いと「もっと勉強してほしい」「他の子はもっと勉強しているのに」「これで勉強についていけるのだろうか」といろいろと心配になります。

だからと言って、いきなり「〇分勉強しなさい」と言ってもなかなか思うように子どもは勉強をしてくれません。そこで、学習習慣がつくまでは毎日学習することを目標にしてみてください。

ある程度学習習慣がついてきたら、「学年×10分+10分」を意識して勉強してみましょう。少しずつ時間を延ばしてみるのも良い方法です。