夏休みの小学生の学習は計画表を使って管理するのが絶対おすすめ!

1学期も終わり、子どもたちが待ちに待った夏休みが始まりましたね。夏休みを楽しみにしている子どもをよそに、親が毎年悩まされるのが子どもの宿題です。

学年が上がればそれだけ宿題の量も増え、気が付けば夏休みの終わりも目の前。慌てて宿題をするという子もいることでしょう。夏休みが始まったときは「7月までに宿題を終わらせる」など、意気込みもあるものの、その気持ちを継続することは難しいものです。

宿題が残ってしまう原因の一つに、予定を立てていなかったことがあげられます。そこで、夏休みを有意義に過ごすために親子で一緒に学習計画表を立ててみませんか。今回は夏休みの学習計画表についてご紹介します。

夏休みの学習が終わらない原因は?

夏休みが始まると、「きちんと計画的に宿題を終わらそう」と思っていたのに、気が付いたら明日から学校で慌てて宿題をした。そんな経験をした人も多いのではないでしょうか。

夏休みの学習が終わらないのは、計画を立てていないからだけではありません。いくつかの原因があるのです。

計画表を書いて満足している

宿題の一つに「夏休みの計画表」を書かせる学校もあります。子どもは朝起きてから寝るまでに、何をするか考えて計画表を仕上げます。

分かりやすく色分けしたり、ペンで書いたりと工夫をしている子もいることでしょう。

私も小学生の時に経験をしましたが、夏休みの計画表を書き終えると書いたことに満足してしまうのです。計画表を書いただけで宿題をした気分になり、「この通りに進めれば夏休みは完璧」という錯覚におちいってしまい、結果学習に反映されずに終わってしまうパターンです。

夏休み全体の予定を立てている

夏休みは他の休みと違って長く、予定を夏休み全体に当てはめると、予定通りに進まなくなってしまいます。

朝6時に起床、6時30分にラジオ体操、7時ごはん、8時から10時まで勉強…。

何も予定がない日であればこの計画でも問題はありません。しかし、お出かけやお盆休みなど、イベントがあるときは計画通りには進まなくなるのです。

そうなると、学習意欲も下がってしまいます。夏休みの予定は全体の予定を立てるのではなく、1週間、3日など細かく分けて立ててみてください。

過密なスケジュール

計画がどうしても遅れてしまうという場合は、自分ができる勉強以上の量を1日のノルマにしてしまっている可能性があります。

目標が達成できないとやる気がそがれてしまい、だんだん計画通りに勉強することを諦めてしまいます。

結果、宿題が終わらないということに繋がるのです。学習のノルマは余裕をもって組み立ててください。

また「1日2時間」など、時間で区切ってしまうと非効率な勉強になってしまうことも多く、「1日ドリル3ページ、読書感想文」など量で決めると分かりやすくなります。

計画表と宿題チェック表を活用

夏休みは宿題だけでなく、子どもたちの苦手な部分の復習ができる時期でもあります。

我が家でも毎年、夏休みは宿題との戦いです。そこで、今年は夏休みの学習を次のようにしてみました。

夏休みの計画は1週間ごと

我が家では夏休みの計画は1週間ごとに決めています。

書くことは2つだけ。「決まっている予定」「勉強する時間」これだけです。実は、以前1日の予定を細かく書いていたのですが、その通りに生活できていないことで親もイライラ。

それなら、決まっている予定(ラジオ体操や習い事など)と、勉強を始める時間と終わる時間だけを書くだけの方式にしたのです。

さらに、学習の内容は当日に「今日は宿題と学習と何をする?」と子供に決めさせています。これだと学習する時間さえ守ればよいので、予定が変わってイライラすることもありません。

宿題チェック表で可視化

今年は宿題チェック表を作成して、自分たちで宿題があとどれくらい残っているのか可視化できるようにしてみました。学校からもらう宿題一覧表はあるのですが、「サマードリル」「計算ドリル」「漢字ドリル」などの項目がかかれ、新学期に忘れ物がないかチェックするだけにしか使うことがありません。

そこで、それぞれのドリルを細分化し、できたらシールを貼るようにしました。毎日「今日の学習は何をする?」と聞いたときに、子どもが自分でチェック表を確認して1日の学習計画を立てています。

子どもに合った計画表を使おう

予定表は自分で作ることもできますが、ネット上でも無料でダウンロードができるものがたくさんあります。我が家みたいに1週間ごとの予定を書かせたいという人もいれば、夏休み全体の予定をとりあえずは書かせたいという人もいることでしょう。

まずは、子どもに合った計画表を使ってみてください。低学年であれば色を塗って管理するタイプの予定表もおすすめです。エクセルを使って、かんたんな計画表を作ってみるのも良いかもしれませんよ。

まとめ

毎年夏休みになると、宿題と家庭学習、さらには作品作りや自由研究など子どもたちも大忙しです。もちろん子どもだけでなく、それを管理する親も「夏休み」と言うだけで身構えてしまいます。

「今年こそは計画通りに学習をこなせるようにしよう」と思っていても、子どもにその気がなければなかなかうまくいきません。計画表も子ども任せにするのではなく、親子で一緒に考えてみるのも良い機会です。夏休み、子どもの学習がスムーズに進むように、親子で学習計画を立ててみてくださいね。

ちなみに我が家では夏休みの宿題のほかに、通信教育のスマイルゼミに取り組ませています。詳しいレビューは次の記事をご参照ください。
【参考】久しぶりに算数のテストで100点を取れた!【スマイルゼミの感想・1ヶ月経過】