通信教育と塾とはどっちが良い?メリット・デメリットを比較してみた

勉強する姉妹

今では小学生から塾通いをしている子も多くいます。特に勉強熱心な地域や、中学受験を考えている家庭であれば、低学年から塾へ通わせていることでしょう。

低学年であればその割合も低いものの、学年が上がるにつれて学習塾へ通う子供の割合も増えてきます。また学習塾へ通わせていなくても、通信教育で学習している子どもも少しずつ増えて、気が付けばクラスの半数以上が学習に関する習い事をやっているということも珍しくはありません。

中には「通信教育と塾とどっちが良いのだろうか」と悩んで決められてないという人もいるはず。そこで今回は、通信教育と塾のメリット・デメリットをご紹介いたします。

塾に通うメリット・デメリット

周りのお友達が塾に通いはじめると、少し焦る気持ちになりますよね。

しかし、焦って何も調べずに塾を申し込んだら「思っていたものとは違った…。」となるこことも。そこで、まずは塾のメリット・デメリットを確認してみてください。

塾に通うメリット

  • 強制的に勉強をする環境に身をおける
  • 先生の指導を直接受けることができる
  • ライバルと競うことで勉強に身が入る
  • 直接分からない所をその場ですぐ聞ける
  • 模試を受ける機会も多いので、全国的な自分の実力を知ることができる
  • 受験校の試験問題の傾向、最新の情報を知ることができる
  • 志望校別の対策ができる
塾を通う一番のメリットは、先生が居ることで分からない事を聞けたり、学習や進学の相談ができたりする点ではないでしょうか。また中学受験を考えている場合、周りにライバルが居ることで良い刺激にもなります。

情報がまったくない中での受験勉強よりも、情報がたくさん得られる塾の方が有利と考える人も多くいます。

塾に通うデメリット

  • 学校が終わってから通うことになるので夜間の通学が心配
  • 親の送り迎えが大変
  • 大きな塾だと先生の当たり外れがある
  • 受験を意識した塾は全て受け身の子の場合、授業や先生の厳しさについていけない
  • 費用が高い
塾に通うのは学校が終わってからです。中には夕方の5時頃から帰宅が9時過ぎになることも珍しくはありません。

子どもも忙しくなりますが、塾合わせて送り迎え、ご飯の準備など親もやなり忙しくなるのが大きなデメリットの一つになるはずです。また、費用も通信教育に比べると高くなります。

通信教育のメリット・デメリット

通信教育を考えるとき、「塾よりは安いから通信教育がよいかな」と思っていませんか?

確かに通信教育は塾よりもお手頃価格なイメージがありますが、それだけで受講を決めると続かないということも…。

通信教育のメリット・デメリットも踏まえて考えてみてください。

通信教育のメリット

  • 通うことが不要なので安全
  • 塾より費用が安い
  • 自分のペースで学習できる
  • 教材は子供を飽きさせない面白い趣向をこらしている
  • 紙ベース、タブレット、ウェブカメラなど選ぶことができる
通信教育のメリットは、何といっても自宅に居ながら自分のペースで学習ができる点です。子どもが空いた数十分を使って学習できます。

さらに、以前は通信教育と言えば紙ベースのドリルでしたが、今ではタブレットやウェブカメラなどと学習方法も幅広く選ぶことができるのも魅力の一つではないです。
【参考】タブレット型通信教育の5つのメリット@スマイルゼミ受講者が教えます!

通信教育のデメリット

  • 分からない時に先生に聞くことができない
  • 自分のペースで進められる分、ある程度の自己管理が必要
  • 自分一人なのでモチベーションの維持が難しい
  • 親も学習に関わる必要がある
  • 教材によっては簡単すぎて物足りない
通信教育は家で自分のペースで出来るメリットがある反面、ある程度の自己管理が必要になります。毎日●ページ、1日1時間などきちんと管理できれば良いのですが、小学生だとある程度親が関わる必要があります。

また、モチベーションが上がらず学習が進まないと、どんどんとドリルが貯まってしまうのもデメリットの一つです。

塾と通信教育どっちが良いか

塾と通信教育のそれぞれのメリット・デメリットを挙げてみましたが、では実際に「どっちを選んだらよいの?」と思いますよね。

最終的には子どもに合った学習方法が一番なのですが、今回は場面別でどちらが良いかをご紹介します。

1.学習は子ども一人でやって欲しいなら塾

今では共働きの家庭も多く、なかなか家で子どもの学習まで見ることができないと感じている方も多いはずです。できれば学習は子ども一人でやって欲しいと考えるのではないでしょうか。

そんな方には塾がおすすめです。塾であれば先生が学習をサポートし、その子に合った学習内容を考えてくれます。親が採点をしたり、勉強を見たりする時間を軽減することができます。

2.他の習いごとと両立させたいなら通信教育

小学生であれば何かしらの習い事をやっている子がほとんどです。中には3つ、4つと忙しく習い事に通っている子も珍しくはありません。そんな子におすすめなのが通信教育です。

家にいる時間を使って学習できるので、塾に通う時間を短縮することができます。ただし、忙しさのあまりに通信教育ができないということにならないためにも、親のサポートは必要です。

3.中学受験を目指しているまら塾

中学受験を目指しているのであれば、やはり塾でしっかりと指導を受けることをおすすめします。今では受験に特化したクラスもあるため、対策や学習もそれに沿ったものになっています。

周りの友達も同じ目標を持っているため、モチベーションも維持できるはずです。

4.学習の基盤を固めたいなら通信教育

学習の基盤を固めたいと思うなら通信教育がおすすめです。我が家も同じ理由で通信教育の『スマイルゼミ』をはじめました。

自分の力で学習する習慣と方法を身に着けてほしいと思ったので、自己管理をしなければならない通信教育は打って付けでした。
【参考】タブレット型の通信教育の中からスマイルゼミを選んだ4つの理由

ただし、全てを子ども任せにしていては抜け落ちている部分があるため、定期的に親が管理する必要をお忘れなく。

まとめ

低学年の時はそれほど勉強も難しくないため、宿題をきちんとしていればある程度授業についていくことはできます。しかし、学年が上がるにつれてやはり自宅で勉強していることしてない子で少しずつ差が開き始め、そこで塾や通信教育を検討する人も多いはずです。

まずは子どもにどのような目的で学習をさせたいかを考えてみてください。そして、それぞれのメリット・デメリットも考えて、子どもにはどちらが良いのかを検討してみてくださいね。