小学生に勉強机は必要?買う・買わないをメリット・デメリットで比較

小学校の準備としてランドセル以外にも揃えるものはたくさんあります。学校で使うカバンやお道具箱、鉛筆に筆箱…。そして一番悩むのが学習机です。最近ではリビング学習をさせる家庭も多く、小学校入学に合わせて机が必要なのかどうか迷う親御さんも多いのではないでしょうか。

以前は小学校入学と同時に購入することが多かった学習机ですが、今では必ず入学と同時に買うと言う概念も変わってきました。

そこで今回は、小学生に勉強机は必要か、買う・買わないをメリット・デメリットで比較してみました。子どもの勉強机を購入しようかどうか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

勉強机のメリット・デメリット

勉強机を購入する前に、まずはメリット・デメリットを確認してみましょう。

勉強机の4つのメリット

■勉強机を買うメリット

  • 子どもの学用品をまとめて収納できる
  • 学習する場所を分けることができる
  • 集中して学習することができる
  • スペースをいっぱいに使える

勉強机を買う一番のメリットは、何といっても学習する場所をきちんと確保できることです。実は我が家では現在兄弟でリビング学習をしています。

しかし、リビングだとどうしても1つのテーブルを兄弟で使うため、2人同時に学習を始めると教科書やノートが机一杯に広がってしまうのです。さらには、横並びに座ると「狭い」「邪魔」「消しゴムが無い」と大騒ぎ…。勉強机だとスペースをいっぱい使うことができます。

また学用品をまとめて収納できるので、子どもも自分のものが管理しやすくなるのは大きなメリットです。

勉強机の4つのデメリット

■勉強机を買うデメリット

  • 子どもの学習が見えにくくなる
  • 物置と化してしまうことも…
  • 成長とともにデザインの好みが変わると使わなくなることもある
  • 部屋が狭くなる

勉強机を購入するデメリットでよく耳にするのが、「買ったのにだんだんと使わなくなり物置にしか使っていない」ということです。

買ってしばらくは使っていた勉強机も、成長とともにデザインや好みが変わったり、小学生の低学年ではまだ親の近くで勉強する子も多く、気が付けばリビング学習が当たり前になっていた…。

なんてことも良くある話です。また、勉強机を置くことで部屋が狭くなるのもデメリットの一つです。

勉強机は入学前に準備しなくても良い

勉強机を使うかどうか分からないのであれば、急いで買う必要はありません。本当に必要になってから購入しても間に合います。とは言え、そのタイミングがいつなのか分からないという人もいるはず。そこで、3つのパターンで購入するタイミングを紹介します。

1.小学生からきちんと勉強スペースを分けたいのなら入学までに

きちんと勉強スペースを分けたいのであれば、入学までに勉強机を用意しても良いでしょう。ランドセルと同じで、自分専用の机を購入してもらうと子どもも「勉強を頑張ろう」「ここで毎日宿題をしよう」と意欲的に取り組むことができるはずです。

また、リビングなどでは兄弟姉妹の邪魔が入って勉強ができないという場合も、早めに勉強机を用意することで落ち着いて学習ができるようになります。

2.学習習慣がきちんとついてからを考えるなら3年生以降

小学生になれるとすぐに学習習慣が付くかと言えば、やはり難しいもの。毎日の積み重ねが必要です。入学してしばらくは親が宿題や学習を見る機会も多くなるため、あまり勉強机を使わないと言う子も少なくはありません。

そこで購入するタイミングの一つとして、「自分一人で学習ができるようになってから」で検討してみてください。大体、小学3年生頃になると自分で学習ができるようになってくるので、一つの目安となります。

3.小学生の間はリビング学習をさせるなら中学生から

小学生の間はリビング学習で十分と考えるのであれば、中学生から机を購入しても遅くはありません。中学生になると定期的にテストがあり、内申にも関係するためやはり落ち着いて学習できるスペースが必要になります。それまでに子どもに合う勉強机をじっくりと選んでおいてくださいね。

実は我が家の息子(小学6年生と3年生)たちは、勉強机を購入していません。その理由は、リビングで学習の方が親も学習状況が分かりやすいことと、息子たちは整理整頓が大の苦手。勉強机を用意しても、整理ができずに机の上は物置になるのが目に見えています。

そこでしばらくは勉強机を購入せずに、リビング学習をしてもらうようにしたのです。しかし、長男は来年中学生。定期テストも始まるため、中学までには専用の部屋と勉強机を用意しようかと検討しています。

勉強机を選ぶ3つのポイント

おもちゃの机

勉強机は、「小学生になるから」「みんな購入しているから」と慌てて買ってしまうと失敗してしまうことも珍しくはありません。そこで、勉強机を購入する前に選ぶポイントを確認してみてください。

■勉強机を選ぶ3つのポイント

  • 机の作業スペースが十分にあること
  • 机と椅子が体に合っているかどうか
  • 長く使える机かどうか

勉強机は部屋の大きさによっても変わりますが、できるだけ作業スペースが十分にあるものを選びましょう。教科書にノート、ドリルなどを開けると机の上は一杯になってしまいます。

狭いスペースだと勉強がやりにくいだけでなく、鉛筆や消しゴムが無くなったり落ちることも考えられます。また机だけでなく椅子も大切です。机と椅子が体に合っていないと姿勢が崩れてしまいます。机とセットになっている椅子が必ずしも子どもの体に合うとは限らないため、きちんと座って確認してみてください。

そして最後は、長く使える机を選ぶことです。その時のデザインで選んでしまうと、学年が上がるにつれてデザインが飽きてしまうこともあります。また、長く使うためには保証が付いたものを選ぶと安心です。

まとめ

勉強机は必ずしも入学に間に合うようにそろえる必要はありません。子どもの学習スタイルや環境、置く場所などによって用意すればOK。

我が家では現在リビング学習をしていますが、最近になり6年生の長男が「弟と一緒に勉強していると集中できない」と言い出したのです。そこで、集中して勉強をしたいときは私の部屋の机を使って学習しています。

そろそろ子ども専用の学習スペースを考える時期になってきたようです。机の購入に早い遅いは無いため、まずはなぜ勉強机が必要なのかをきちんと考えてみてくださいね。