通信教育はこんな子供におすすめ@向き・不向きを事前にチェック!

お手頃な値段で家庭学習ができると人気の通信教育。様々な会社が通信教育に参入し、受講する側としては選ぶのに迷うものです。

そして、いざ通信教育を受講してみたものの、「思ったように成績が上がらない」「通信教育をきちんとこなせない」「白紙のテキストが山積み」…なんてことも珍しくはありません。

しかし中には、「通信教育で成績が上がった」「毎日きちんとこなしている」という子もいるのです。通信教育も習いごとと同じで、「向いている」「向いていない」があることをご存知ですか。今回は通信教育はうちの子に向いているのかどうか、見極めるポイントをご紹介します。

通信教育のメリット・デメリットをしっかりと把握する

通信教育は受講すれば誰でも成績が上がるとは限りません。現に周りを見ても、幼児~小学生低学年で通信教育を受けていたお友達も、学年が上がるにつれて少しずつ減っているのが現状です。

安易に「子どもの成績を通信教育で上げたい」と思っていても、そう甘くはないのです。まずは、通信教育のメリット・デメリットを親が知ることが大切になります。

■通信教育のメリット

  • 自宅に居ながら教科書に沿った学習ができる
  • 塾に行くよりは費用はかからない
  • 自分のペースで学習ができる

■通信教育のデメリット

  • 自分で計画を立てなければならない
  • 分からないことが聞けない
  • モチベーションの維持が難しい
通信教育の最大のメリットは、自分のペースで学習ができる点です。しかしその反面、自分で計画を立ててやらなければドリルが溜まってしまうというデメリットも。

CMやパンフレットで良い面だけを見るのではなく、デメリットもきちんと確認することも大切です。
【参考】通信教育と塾とはどっちが良い?メリット・デメリットを比較してみた

通信教育が向いている子

我が家には小学5年生と2年生の息子がいます。小学5年生の長男は通信教育に向いていたのか、タブレット教材を始めてからテストの点数もUPしました。しかし、次男は試しに通信教育をやらしてみても続かないのです。そこで、通信教育が向いているタイプをご紹介いたします。

家庭学習の習慣がついている

まず我が家の兄弟を見ていると、通信教育が続いているお兄ちゃんは家庭学習の習慣がついています。しかし、2年生の次男は「ようやく毎日の家庭学習が定着し始めたかな…。」という感じです。

家庭学習の習慣がつくと、毎日やるものとしてノートを開きます。これは通信教育でも同じです。「やることが当たり前」と習慣がついている子は、通信教育も毎日の習慣の一つで続けることができるはずです。

学習の目標がある

通信教育のタイプによっては付録や別冊の教材、ごほうびが付いているものもあります。中にはその付録やご褒美を目当てで受講するという子もいるはずです。

しかし、通信教育でもらえるご褒美や付録を目当てで始めても、結局は続かないことがほとんどではないでしょうか。ちなみに、我が家の次男はこのタイプです。そうではなくて、学習に目標がある子は比較的長く続きます。

「得意な科目の点数を上げたい」「苦手な算数をがんばりたい」「検定に合格したい」などです。長男はどちらかと言えば後者で、「得意な社会を完璧にする」という目標を持って取り組んでいます。

自分一人でもコツコツとできる

通信教育の一番のメリットともいえるのが「自分のペースで学習ができる」という点です。しかし、これはメリットでもありますがデメリットでもあるのです。

つまり、自分で学習配分をうまく組まなければ、どんどんドリルは残っていってしまいます。そのため通信教育では、自分でコツコツと勉強することが苦にならない子が向いているのではないでしょうか。

我が家の長男は競争心には欠ける子ですが、マイペースでコツコツと学習はこなすので、受講中の通信教育『スマイルゼミ』も苦にならずに進めることができています。
【参考】久しぶりに算数のテストで100点を取れた!【スマイルゼミの感想・1ヶ月経過】

通信教育は子ども任せでは難しい

通信教育が続かない原因の一つに、子どもに全てを任していることが挙げられます。

もちろん、タブレットタイプの通信教育なら親がまる付けをしなくても良いので子どもにある程度任せておいても大丈夫かもしれません。しかし、通信教育は親のサポートが必要と思っておいてください。

事前に見極めることも大切

まずは、事前に子どもがこなせるかどうかを見極めることが大切です。CMやダイレクトメールを鵜呑みにするのではなく、実際に受講した人の感想や使い方、成功例や失敗例なども調べてみてください。

また、子どもが通信教育を続けられるかどうかも重要です。「やりたい」だけではなく、実際に続けられるかどうか市販のドリルなどを使ってお試し期間を設けてみるのも方法かもしれません。

親も一緒に見守る

通信教育を受講したら、子ども任せにせずに親も学習を見守るようにしましょう。小学生が通信教育を続けるためにはやはり親のサポートが必要です。

我が家ではタブレット型の通信教育のスマイルゼミを現在受講していますが、学習が終わったら今日やった学習の内容がどうだったか、あとどれくらいの学習が今月残っているのか、分からない問題はなかったかなどを確認しています。

もちろん100点をとったら誉めて、モチベーションを上げることもお忘れなく。

基礎の部分を固めておく

子どもの学習の基礎を固めておくことも大切です。通信教育が続かない原因に、「学校での学習内容が理解できていない」ということが挙げられます。

学習内容が理解できていなければドリルを開いても分からず、結局はやらないということに…。そのため、子どもが苦手な部分を親子で一緒に復習をしたり、自主学習で苦手な部分を少し強化してみたり、工夫をすることも大切です。

学習内容が理解できればドリルもスムーズにこなせるようになり、点数が上がれば自信にも繋がります。

まとめ

通信教育は塾よりも費用が安く、家で子どものペースで学習ができると人気があります。しかし、受講すれば成績が上がるというわけではありません。そのため、モチベーションが続かずに、せっかくの通信教育も無駄になったということもよくあることです。

まずは、子どもが通信教育に向いているかどうかを見極めましょう。日頃から学習習慣がついている、学習に対しての目標がある、コツコツと勉強することが苦にならないという子は通信教育に向いているはずです。

もちろん子ども任せにするのではなく、親もしっかりとサポートしてあげてくださいね。