小学生の春休みは復習で差を付けろ!新学年で失敗しないための勉強法

女の子とお母さん

あっという間に1年が終わり、もうすぐ春休み。小学生の春休みは期間も短く宿題もほとんどないので、ついついダラダラと毎日を過ごしがちです。

親としては「少しくらい勉強をして欲しい」「このままで新学期大丈夫?」と不安になる人もいるのではないでしょうか。私も今から「子どもたちの春休みの学習をどうしよう」と悩んでいます。

できれば新学期に向けて学習をして欲しいですよね。そこで今回は、新学期で失敗しないための春休み勉強法を紹介します。

春休みは学習習慣が崩れやすい

勉強を嫌がる女性

小学生の長期休みは夏休み、冬休み、春休みの3回です。休みが長いとどうやって過ごそうか親も悩みますよね。その中でも一番学習習慣が崩れやすいのが春休みです。

■春休み学習習慣が崩れる理由

  • 1.休みの期間が短い
  • 2.宿題がない
  • 3.学年の終わりで気が抜ける
  • 4.新しい生活へのワクワク感
  • 5.春は一年のうちでいちばんリラックスした状態
春休みは期間も短く宿題が出ない学校もあります。我が家の息子たちの学校も、春休みは決まった宿題がなく自主学習だけです。そうなると子どもたちも、「宿題がないから別に勉強しなくてもいいや」となってしまいます。

誰でも春は気分がウキウキするので、小学生のそうした気持ちも分からないわけではありません。しかし、春休みこそ学習習慣が大切です。前学年の学習は次の学年にも繋がります。

新学期で失敗しないための5つの勉強法

勉強法

では新学期で失敗しないために、春休みをどのように過ごせばよいのでしょうか。まずは、春休みの学習法を5つおさえてみましょう。

1.1日10分でも毎日続ける

春休みは学習ペースも落ちるものです。「1年間の総復習を春休みにさせよう」と親は思っていても、なかなかうまくいきません。まずは、春休みも毎日10分でもよいので学習を続けるようにしてください。

休み中、全く何もしないでいると、新学期に学習習慣を取り戻すにも時間がかかってしまいます。短時間で良いので学習を毎日続けることが大切です。

2.新学期の学習目標を立てよう

計画カレンダー

春休みに新学期の学習目標を立てましょう。新しい学年になったら何をどのように頑張りたいかを考えてみます。

例えば「苦手な算数を今より10点以上テストの点を上げる」「漢字を丁寧に書く」など、低学年なら親子で一緒に考えてもOKです。子どもが新学期から頑張りたいと思うことを学習に取り入れてみてください。

3.ピンポイントで学習する

狙い撃ち

春休みの学習はピンポイントに絞って学習する方が成果があります。時間が限られているため、全ての教科の総復習をしようと思っても中途半端になってしまいます。

ある程度教科を絞って、その中で苦手なものを集中的にする。あるいは、得意な部分を今以上に伸ばす学習でも良いでしょう。春休みの間に、「ここだけはできるようになりたい」と言う気持ちで学習すると効果的です。

4.春休みで完結する学習をする

春休みは効率よく時間を使わなければあっという間に終わってしまいます。ドリルを買っても、春休み中に終わらなければその後ドリルは放置…。なんてこともあるのです。実は我が家がそうでした。

学習は春休みで完結するように計画を立ててください。ドリルを使うのであれば薄めのドリルを用意します。「休み中も学習ができた」と自信につながるはずです。

5.詰め込みすぎない

1年の総復習をさせたいと思うあまり、過密スケジュールになっていませんか。春休みの学習は詰め込みすぎないことも大切です。あれもこれもと幅広く学習をしようとすると、春休みに終わらず途中でやる気がなくなることもあります。

さらに、何も得ないまま新学期を迎える結果に。毎日の勉強をなんとなくこなしているという状態にならないためにも、息抜きしながら負担のないペースで学習を進めましょう。

苦手な部分は春休みにしっかり復習

国語のノート

小学生のまとまった休みは、普段なかなか取り組めない学習に時間があてられる貴重な時期です。とは言え、春休みは期間も短いため多くの学習をさせようとしても子どもには負担になってしまいます。

まずは学習の基礎となる国語と算数に絞って、苦手な部分が無いか確認してみてください。苦手な単元は春休みを使って復習しましょう。

特に算数は1年生~6年生までつながっています。低学年でつまづくと、中学年・高学年でもつまづくため、苦手な部分は低学年で潰しておく必要があるのです。低学年であれば繰り上がり、繰り下がりの計算、九九などは春休みにしっかりと復習して完璧にしておきたい単元です。

さらに3年生からは理科と社会が教科に入ります。中でも理科は算数とも大きな関係があるので、算数でつまづくと理科も苦手になる子も少なくはありません。

もちろん算数だけでなく他の科目も子どもの苦手な部分を把握して、春休みにポイント復習をしてみてください。

まとめ

宿題がほとんどない春休みは、学年が終わったという安堵感に新学期への期待も合わさって学習意欲が下がる時期です。しかし、宿題がほとんどない春休みだからこそ復習に時間を割ける絶好のチャンスなのです。

我が家では2年生の息子は苦手の算数を重点的に薄めのドリルで復習させ、5年生の長男は通信教育の『スマイルゼミ』を使って総復習をしっかりとやってもらおうと考えています。

春休み、まずは有意義な学習ができるように計画を立ててみましょう。もちろん詰め込みすぎは長続きしないので、春休みは苦手な部分を潰す、新学期も学習習慣を維持させることを意識させてみてくださいね。