小学生のプログラミング教育が必修となるまであと少し。その影響を受けてか、以前よりもプログラミング教室やロボット教室に通う子も増えてきたように感じます。
我が家の息子も一時「プログラム教室に行きたい」と言っていたことがありますが、近所にプログラム教室をやっている場所が無かったことと、費用を調べてビックリ。入会金や月謝、材料費などを合わせるとかなり高額になるのです。
親としては続くか分からない、高額の費用がかかる、他の習い事との兼ね合いなどを考えると二の足を踏んでしまいます。
そこで小学生でも使えて無料の教材がないかと調べてみましたので、今回は小学生でもル変える無料のプログラミング教材5選を紹介します。
1.簡単にゲームが作成できる『MOONBlock』
『MOOBlock』は株式会社ユビキタスエンターテインメントが開発する、教育用のプログラミング言語です。ユーザー登録をしなくても、ブロックを組み合わせるだけで簡単なゲームを作ることができます。
- サイトURL:http://moonblock.jp/#
- 対応する言語やスキル:ビジュアルプログラミング言語、JavaScript
- 利用料金:無料
- 対応レベル:プログラミング入門から
- 備考:日本語対応
画面はとてもシンプルで、上にある「キット」から必要なブロックを画面上にドラッグしてプログラムを組むだけです。慣れると15分もあれば簡単なゲームを作ることができ、セーブをすることも可能です。
「ネットに登録が不安」「一から簡単なゲームを作りたい」と思っている子におすすめです。
2.マイクラやアナ雪でプログラミング『Code Studio』
『Code Studio』は、アメリカで開発された対象年齢4歳からの教育用のプログラミング環境です。
- サイトURL:https://studio.code.org/
- 対応する言語やスキル:ビジュアルプログラミング言語、JavaScript
- 利用料金:無料
- 教材タイプ:ブラウザ入力(ダウンロード版あり)
- 対応レベル:プログラミング入門者
- 備考:日本語対応
『Code Studio』は「ブロック」をつなげてプログラミングを行うビジュアルプログラミング言語ですが、JavaScriptでのコード確認や入力もできます。
さらに「マイクラ」「アナ雪」「スターウォーズ」などの多くの有名作品とコラボしていて、ゲーム感覚でプログラムを学習することができるのです。一から作らなくてもお題が出されてそれに合うようにプログラムを組めばクリアとなるので、手軽にプログラムを楽しみたい子に向いています。
3.プログラムの定番『スクラッチ』
『スクラッチ』は、子どものプログラミング教育では最も広く使用されているビジュアルプログラミング言語です。
- サイトURL:https://scratch.mit.edu/
- 対応する言語やスキル:ビジュアルプログラミング言語
- 利用料金:無料
- 教材タイプ:ブラウザ入力(ダウンロード版あり)
- 対応レベル:プログラミング入門者
- 備考:日本語対応
『スクラッチ』は誰でも無料で使えるフリーソフトで、ブロックを組み合わせてプログラムを作ります。命令できるブロック数が多く、キャラクターに細かい動きをさせることも可能です。
フリーのプログラミング教材の中では最もポピュラーなものなので、どれにしようか迷ったらとりあえず『スクラッチ』で学習を始めてみるのもよいかもしれません。
参考記事小学生でも使えるプログラミングソフト『スクラッチ』の使い方
4.RPGで遊びながら学べる『コードコンバット』
『コードコンバット』はプログラムを組んでゲームなどを作るのでははく、RPGで遊びながらPythonなどスクリプト系言語のコーディング演習を行うことができるブラウザゲームサイトです。
- サイトURL:https://codecombat.com/
- 対応する言語やスキル:Python、JavaScript、CoffeeScript、Lua
- 利用料金:基本無料(一部機能は有料会員限定)
- 教材タイプ:ブラウザ入力
- 対応レベル:プログラミング初級者から中級者
- 備考:日本語対応
ダンジョンごとにクエストがあり、支持されたとおりにプログラムを組んでいきます。
目標をクリアすると次のダンジョンに進むことができるのです。他の教材とは異なり、実際に言語コードを使うものの、コード説明があるので初心者でも使うことができます。
実践的なコード演習も行いたいという場合におすすめの教材です。
5.文部省が提供『プログラミン』
『プログラミン』は文部科学省が提供している、子ども向けプログラミングの無料オンラインツールです。
- サイトURL:http://www.mext.go.jp/programin/
- 対応する言語やスキル:ビジュアルプログラミング言語
- 利用料金:無料
- 教材タイプ:ブラウザ入力
- 対応レベル:プログラミング入門から
- 備考:日本語対応
ブラウザを立ち上げてすぐに使える、作り方のお手本があらかじめ用意されているため、初めてプログラムを組む子どもでもスムーズに学習することができます。イラストを動かしたい順番に、画面下にあるキャラクター(プログラムブロック)をつなげていくだけでOK。
『スクラッチ』よりももう少し簡単なプログラム教材を探している人、低学年でもわかりやすいものをと考えている人におすすめです。
まとめ
プログラムと聞くと「特別な教材がいるのでは?」「難しい言語を理解しないとできないのでは?」と思うかもしれませんが、プログラム言語を知らなくてもブラウザ上で簡単に学習することができるのです。
我が家の息子(小学6年生)は、マインクラフトのプログラム教材を気に入って一時はまっていました。男の子はゲーム要素が強い方が楽しく学習できるかもしれませんね。なお息子が受講中のスマイルゼミでもプログラミングの学習は可能です。
参考記事スマイルゼミのプログラミング教材の口コミ・感想【受講5カ月目】
今回紹介した以外にも、無料で使えるプログラミングサイトはたくさんあります。色々使ってみて子どもが興味を持ったものを選んでみてください