小学生も学年が上がるにつれて勉強内容が少しずつ難しくなります。低学年ではほぼテストで100点を取っていた子も、3年生頃から成績が伸びなくなることも珍しくありません。
さらに高学年になるとテストはもっと難しくなり、成績が思うように上がらない子も増えてきます。なかなか成績が伸びないわが子に親としても心配になりますよね。
しかし、小学生の成績が上がらないのには理由があるのです。そこで今回は、子どもの成績が伸びない7つ理由と、それらの問題を解決して成績を上げる3つのポイントを紹介します。
小学生の成績が伸びない7つの理由
まずは、成績が伸びない理由について考えてみましょう。
1.やっただけで満足している
宿題や自主学習をやっているのに成績が伸びない場合、やっただけで満足していることが考えられます。宿題もただ終わらせるだけでは頭に入りません。
3年生以上になるとドリルの答え合わせも自分でしなければならない場合が多く、中には答えを写して終わる子もいます。それではテストで点数は取れません。きちんと「なぜそうなるのか」を子どもが考えることが重要です。
2.学習環境が整っていない
小学生の間はリビング学習をする家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、勉強には環境も大切です。テレビが付いたままや隣で兄弟がゲームをしているなど、集中できない環境では頭に入りません。学習環境もきちんと整えてから勉強を始めましょう。
3.繰り返すことが苦手
復習を繰り返しおこなうことが苦手な子は成績が伸びません。学校で習い終わった後でも、苦手な部分は何度でも繰り返すことが大切です。
「すでに終わった単元だからやらなくて良い」のではなく、「終わっても分かるまでやる」ことで基礎を固めることができます。
4.問題の意味が理解できていない
テストは自分で問題を読んで、理解してから答えを書かなければなりません。
しかし問題の意味が理解できないと、正しい答えが書けないため成績も伸び悩みます。「計算はできるけれども文章問題が苦手」「国語の読解力で点数が取れない」というときは、問題が理解できていない可能性が考えられます。
そこで、声に出して文を読む練習と、文章の重要と思われる部分に印をつける練習をしてみてください。
5.苦手意識が強い
我が家の次男は算数が苦手です。
「算数=難しい」と思うのか、問題を見ただけで「分からない」「できない」という始末。考える前から諦めてしまうため、テストの点数も伸びません。苦手意識が強い子は、簡単な問題に戻って解いてもらうようにします。
できたら「すごい出来たね」とほめて自信をつけましょう。少しずつ苦手意識が弱まってくるはずです。
7.見直しをしていない
テストの点数が伸びない理由の一つに見直しをしていないことが挙げられます。
最後までできたからと言って、そこで終わってしまっては間違いに気が付きません。もう一度間違いがないかどうか見直すことも大切です。
低学年であれば「見直し」の意味が分からないこともあるので、「テストが終わったらもう1回初めからテストをやってみよう」と伝えてみてください。
6.学習量が足りない
宿題はその日にやった単元の復習として出されます。宿題だけで理解できれば問題はありませんが、その単元が分かっていない場合は自主学習などで補う必要があります。
子どもが分かるまで何度も復習して理解することが大切です。とは言え、いきなり長時間勉強させようと思ってうまくいきません。まずは、毎日の宿題以外に何か一つ学習をするところから始めてみましょう。
成績を上げるための3つのポイント
成績が上がらないのはいくつかの要因がありますが、苦手だからとそのまま放置しておくとどんどん勉強が分からなくなり、中学や高校まで引きずることもあるのです。
ですので放置はせずにしっかりとその都度解決をしなくてはいけません。次に紹介する成績アップの3つのポイントを参考にして、学習に取り組むことをこころがけてください。
1.つまずいた単元まで戻る
まず子どもがどこで躓いているのかを確認する必要があります。もしかすると、今の学年よりも前の学年の学習が分かっていないこともあるのです。
高学年でも2年、3年生で習ったところが理解していないことがあります。子どもの苦手な部分を把握するのに、今までのテストが手元に置いてあれば見直してみてください。点数が取れていない単元がつまずきポイントです。
2.短時間でも集中力が大事
学習の躓きが分かったら、しっかりそこを復習しましょう。ただし長時間勉強をすれば良いというわけではありません。学習で大切なのは時間ではなく集中力です。
ダラダラ1時間勉強をするよりも、10分でも集中してやれば大きな成果に繋がります。ドリルや通信教育など、楽しく集中できるものもおすすめです。
3.目標を決める
最後に次のテストの目標を子どもに決めさせます。とは言え、今まで20点しか取れていなかった子がいきなり100点を目標にするとハードルが高すぎます。
まずは、今の点数よりも10-20点プラスした目標を立ててみてください。あまり高い目標はその点数に届かないとやる気も失せてしまうため、取れそうな点数の範囲で目標を決めます。その点数をクリアしたら次はもう少し高い目標を決めてみましょう。
まとめ
小学生のテストは習ったことの復習となるため、点数が低いと親として心配になるものです。
そこで我が家の5年生の息子は、成績アップのため通信教育の『スマイルゼミ』を使って苦手な単元を何度も繰り返しやっています。地道ですが着実に成績アップにつながる道です。
スマイルゼミのコース選び@普通コースと発展コースを比較【実践9ヶ月経過】
2年生の息子は、親と一緒にその日の学習内容を決めて学校のドリルと教科書を中心にノートに勉強をしています。2人とも少しずつですが苦手な部分を克服できてきました。
子どもの成績が伸びないのには何か必ず理由があります。まずは、何が原因で成績が伸びないのかを見極めてみてください。つまずきがあれば早めに対処することで成績も徐々に上がってくるはずですよ。