小学生の学習を効果的にするためにモチベーションを上げる5つの方法

楽しく勉強する女子

小学生の子どもに「宿題しなさい」「いつになったら勉強するの」とついつい言ってしまう親御さんも多いのではないでしょうか。学習意欲が下がるから言わないようにしようと思っていても、なかなか勉強を始めない我が子にイライラするものです。

我が家の息子も「宿題は?」と聞くと、「後からやる」「今休憩中」と宿題を始めるまでかなりの時間がかかります。さらに学習が始まるとモチベーションが続かず、なかなか宿題が終わらないことも珍しくはありません。

できれば子どものモチベーションを上げて、効果的に学習を終わらせてほしいと思いますよね。そこで今回は、小学生の学習を効果的にするためにモチベーションを上げる5つの方法を紹介します。

学習のモチベーションを上げる5つの法則

勉強

まずは、我が家でも実践しているモチベーションを上げる5つの法則です。

1.簡単なものから終わらせる

宿題や学習がなかなか終わらない理由の一つに、勉強の内容が分からないことが考えられます。

特に算数は苦手な子からするとハードルが高い学習の一つです。モチベーションも下がってしまうので、まずは簡単に終わるものから始めましょう。

例えば漢字の練習や音読など、ノートに写すだけの宿題を優先させます。一つ宿題が終われば「できた」という達成感が生まれるので、モチベーションを維持した状態で苦手な科目に取り掛かるようにしてみてください。

2.学習の後のお楽しみを用意する

おやつを食べる子供

学習の後にお楽しみを用意してみるのも方法です。家庭学習が終わってから好きなテレビを見る、ゲームをする、おやつを食べるなどのお楽しみを作ります。我が家でもこのお楽しみは大きな成果がありました。

学習の後にゲームをするルールにしたのです。それでも子どものやる気が出ないときは「よし、終わったら一緒にチョコ食べようか」と別のお楽しみを用意することもあります。子どもたちも「分かった」と学習を終わらせることができるのはずです。

3.明確な身近な目標を立ててみる

小学生に「将来のために勉強をしなさい」と言っても子どもはピンと来ないものです。そこで、学習をするための明確な目標を立ててみてください。目標は身近なものでかまいません。

例えば「次のテストで100点を取る」「九九を覚える」「検定試験に合格する」などです。実際に我が家の息子たちも、漢字検定を受けるときに「〇点以上の合格を目指す」という目標を立てました。

すると今までダラダラと漢字練習をしていたのが、目標を作ったことで集中して取り組むようになったのです。

4.兄弟や親子で競争する

走る兄弟

効率的に学習を終わらすために、兄弟や親子で競争させてみるのも方法です。「宿題どっちが早く終わるかな」「お母さんが洗い物をしている間に何問解けるかな」など。

特に低学年の子にはとても効果があります。「よし!頑張るぞ」と学習が進むのです。ただし、競争させると慌てて計算をしたり、字が雑になることもあるので終わったら必ずチェックをしてください。

5.楽しく学習を取り入れる

学習のモチベーションが上がらない一つに、「勉強が楽しくない」ということが考えられます。そこで、楽しめる学習を取り入れてみてください。

我が家では少しでも楽しく学習できるようにと、2年生の息子には「学習アプリ」や「うんこドリル」、無料のプリントなどを使い、5年生の息子は通信教育の『スマイルゼミ』を活用。
【参考】スマイルゼミのコース選び@普通コースと発展コースを比較

宿題を楽しくやることは難しいですが、自主学習や自宅での勉強は子どもが興味を持てるもの、楽しく覚えられるものなどを入れてモチベーションをUPしてみましょう。

効果的に学習をするためには環境も大切

勉強する女子

小学生の学習効果を上げるためには、勉強する環境も大きく左右します。子どもが学習をするときは、学習ができる環境を整えてください。

■勉強をする前の環境づくり

  • テレビや音楽は消して学習をする
  • 気が散るものは周りに置かない
  • 学習に必要なものは揃えておく
小学生の間はリビング学習をしている家庭も多いはずです。リビングで学習するメリットは親が子どもの様子を見られるものの、反対にテレビなどが気になって集中できないこともあります。学習するときはテレビや音楽は消しましょう。

さらに、学習するときは周りに気が散るものを置かないようにします。我が家の息子たちも、テーブルの上に漫画などを出しっぱなしにしていることがあり、勉強するときに片づけていないとその漫画が気になり途中で手に取ってしまいます。

学習に必要のないものがテーブルにあると、机の上は物で溢れてしまい「消しゴムがどこかに行った」「ドリルが無い」と集中力が途切れてしまうのです。

そのため、学習する前は一度テーブルの上をリセットしてから勉強をするように心がけています。そして、学習に必要なものは全て揃えておくことも大切です。宿題を1つ終わったら次の学習のものを持ってくるでは、そこで集中が途切れてしまいます。

学習に必要なものは、一式そろえてから勉強に取り掛かると効率よく学習を進められるのです。

まとめ

小学生の集中力は大人ほど長続きしません。特に低学年であれば学習よりも「遊びたい」という気持ちも大きいため、モチベーションを維持することは難しいものです。そのため、保護者のフォローが必要となります。

なかなか子どもの学習に対してのモチベーションが続かないというときは、身近な学習目標を立ててみてください。その目標が達成出来たらきちんと褒めてあげることもお忘れなく。

学習を頑張ったら成果が出る、楽しいことが待っていると思うことで、子どもの学習に対するモチベーションもきっと上がるはずです。