小学生高学年の自宅学習で押さえないとヤバイ5つのポイント

勉強する子供

小学生の高学年になると勉強も少しずつ難しくなります。そのため、学校の宿題だけをこなしていればテストの点数が取れた低学年とは違い、高学年では自宅学習をやっている子と、やっていない子で差が開く学年でもあるのです。

中にはきちんと自宅学習をしているのになかなか成績が伸びないという子もいるかもしれませんが、「なんでも良いから勉強をする」のではなく、一歩進んだ学習をすることが大きな成果につながります。

そこで今回は、小学生高学年の自宅学習で押さえないとヤバイ5つのポイントを紹介します。

高学年は中学校を見据えた学習を心がける

勉強する小学校高学年

高学年は小学校生活の最終段階です。低学年の頃よりもぐんと勉強も難しくなり、宿題の量も増えてきます。何よりもあと数年で中学生になるため、高学年の自宅学習はとても重要になるのです。

低学年のうちは自宅学習の習慣をつけることを目的とし、中学年は自分で考えて勉強を進めることに慣れておく時期。そして、高学年は中学校を見据えて学習をする大切な期間と考えてください。

中学生になると宿題だけでは成績は上がりません。重要となるのが自宅学習。きちんと学習習慣ができている子と、そうでない子の差がどんどんと開いてしまいます。そこで、高学年からは、中学生になったときに困らないような学習方法を身に付けておくことが大切になるのです。

高学年の自宅学習で押さえておきたい5つのポイント

5本の指

では、高学年の自宅学習ではどんなことに気を付けて学習を進めればよいのでしょうか。5つのポイントを確認してみましょう。

1.得意と不得意を知っておく

まずは、自分の得意と不得意をきちんと知ることが大切です。不得意な部分を放置しておくとその後の授業でつまずいてしまいます。

学校でも今やっている単元のつまずきはフォローしてもらえても、終わってしまった勉強を戻って個人的に指導することはやってはくれません。子どもの不得意な部分を知って、そこを重点的に自宅学習に取り入れるようにしてみてください。

2.ノートの書き方を意識する

小学生の間は配られたプリントをノートに貼ったり、教科書やドリルに直接書いて、黒板に書かれたものをノートに写さなくても良いように授業が進められます。しかし、中学生になるとそうはいきません。自分でノートを作らなければテストで困るのです。

そこで、高学年ではノートの書き方を意識した学習を取り入れてみましょう。やり方が分からないときは、市販の参考書を用意して同じようにノートに写す練習をします。

線を引く部分、色分けしている部分もしっかり写すことで、見やすいノートづくりの参考になるはずです。

3.復習だけでなく予習学習も入れてみる

親子で勉強

中学生になれば復習だけではなく予習が宿題に出されます。これは授業をスムーズに進めるために必要なことです。しかし、今まで予習をしたことが無ければ、「予習をしてきましょう」と言われてもどうやれば良いか分かりません。

そこで、復習に重点を置きながら、たまに予習も自宅学習に入れてみましょう。まずは、予習をどう進めるかを子どもと一緒に考えてみてください。

4.分からないことは自分で調べる

自主学習で計算や漢字ドリルをやる子も多くいます。学校のドリルは復習にはもってこいの教材です。しかし、中には間違った問題や分からない部分の答えを、写して終わってしまう子も少なくはありません。

それではなぜ間違っているのか理解せずに、答えだけが合ったに過ぎないのです。そこで、分からない部分は自分で調べる練習をしておきましょう。

答え合わせの前に「分からない漢字は辞書を引く」「算数は教科書を見直す」。また、理科や社会などは本やネットを使って調べてみるのも良い学習です。

5.宿題以外に自主学習時間を設ける

宿題以外に自主学習時間を設けておくことも重要です。中学では家庭学習のほとんどが自主学習になります。そのため、自分で勉強のスケジュールを調整しなければならないのです。

高学年から少しずつ慣らしておくと、中学生になってからの自宅学習もスムーズにいくはずです。まずは1日10分を目安に学習します。慣れてきたら20分、30分と増やしてみてください。

苦手な単元は小学生で潰しておく

自主学習する小学生

高学年になれば親が宿題や学習を見る時間も少しずつ減ってきます。勉強も難しくなり、だんだんと教えられなくなることもありますが、低学年のときのように親が見なくても子どもが自分で宿題や学習をやるようになったことも大きな要因です。

しかし、子どもが宿題や自主学習を自分でやっているからと言って、必ず理解しているとは限りません。そこで、子どもが勉強を理解しているのか親は定期的にチェックしてください。

苦手な単元を確認するのに一番良いのはテストです。小学生のテストは授業の総復習なので、ここで点数が取れていないということは躓いている証拠。お直しは学校でやっていても、もう一度できなかった部分は復習をして、次の学年まで持ち越さないことが大切です。

まとめ

小学生の高学年は今までの復習だけでなく、中学生になったときのことも見据えての学習をすることが求められます。そのためには、中学年でやっていた自主学習からもう一歩ステップアップしてみてください。

そのためには、色々な教材を使い分けて学習するのも良い方法です。我が家の小学5年生の息子は、算数や漢字などは繰り返し学習ができるタブレット型通信教育『スマイルゼミ』を使い、理科や社会の予習をするときは教科書とノート、テスト勉強のときは学校のプリントやドリルなどを使っています。
【参考】スマイルゼミでのテストの成績の変化を隠さず完全公開!

まだ自宅学習では改善する点もありますが、6年生ではノートの書き方を重点的に自宅学習を進める予定です。

まずは、親子で高学年からの自宅学習の進め方を一緒に考えてみてください。子どもが自宅学習の方法を意識するだけでも随分と変わってくるはずですよ。