自主学習の導入本『秋田県式家庭学習ノート』を読んだ感想・口コミ

子育てをしているといろいろな悩みに直面します。中でも小学生以上の親御さんが頭を悩ますのが勉強ではないでしょうか。「なかなか宿題をしない」「テストの点数が悪い」「思うように家庭学習がはかどらない」…。我が家でも勉強は大きな課題です。

そこで我が家では、次男が1年生のときから家庭学習に力を入れるようにしました。とは言え、家庭学習と言ってもどのように進めればよいのか、どのようなことをすればよいのか、子どもも親も悩みますよね。

今回はそんな親御さんにぜひ読んでいただきたい、『勉強グセと想像力が身に付く 秋田県式家庭学習ノート』という本をご紹介します。

基本情報

書籍の概要

  • タイトル:『最新版 秋田県式家庭学習ノート―勉強グセと創造力が身につく』
  • 著者:主婦の友社(編集)
  • 出版社:主婦の友社
  • 発売日:2016/3/18
  • 発行年月日:2017/6/20
  • 評価:★★★★★(5点満点中5点)

本書をおすすめしたい人

  • 子どもに学習習慣を付けさせたいと思っている人
  • 家庭学習に何をすればよいか分からない人
  • 家庭学習の成果が気になる人
  • 子どもの家庭学習にどのようにサポートしたらよいか迷っている人

親子で参考になる1冊

『秋田県式家庭学習ノート』が刊行されて9年。2016年に最新版が発売されました。

新版では「家庭学習ノートをやっていた経験は、大人になってから何か役に立っているのか」「あのときに学んだことが生かされることはあったのか」ということを、秋田県出身の方々に新規取材してインタビューしています。

実際のノートが参考になる

本書は小学生の親向けに出版された本ですが、実際に家庭学習をしたノートも掲載されているので子どもも参考になるはずです。「家庭学習って何をしたらいいの?」「毎回同じ学習ばかりになる」「ノートの使い方がよく分からない」「友達はどうしているのだろう」…。

こんな疑問を持ったことがないでしょうか。この本には子どもの悩みも解決してくれます。学習のヒントやノートの書き方、学年別の家庭学習ノート取り組みのポイントが書かれているので、それに沿って自分の家庭学習を見つけることができるはずです。

家庭学習での親のかかわり方も要チェック

秋田県式家庭学習は、子どもだけではなく親や教師との連携が大切であることも書かれています。家庭学習が終わったら「はい、終わり」ではなく、親もノートをチェックすることが大切です。

高学年になれば子どもの宿題や学習を親が見る機会も減ってきます。本書では、家庭学習ノートと親とのかかわり方を実際に小学生の保護者からインタビューしたものが掲載されています。子どもが家庭学習ノートをやってどうだったかだけでなく、親がどのように家庭学習をサポートしたらよいかなども書かれているのもポイントです。

読み終わった後に実践したくなる

家庭学習ノートの必要性、どんなことをすればよいか、ノートの使い方、親がどうサポートすればかが実例を用いて各章ごとにまとめられています。

初めからすべて読むもよし、必要な部分だけを参考にすることもできます。きっと読み終わったら、「よし、我が家でも明日から実践してみよう」と思うはずです。

本書を読んだ感想

以前、別の秋田県式家庭学習ノートを取り上げた本を読んだことがあります。本書よりもページ数が少なく、大判タイプの本なので読みやすかったのですが、細かい部分までは書かれていませんでした。

そこで、口コミでも評判が良かった『最新版 秋田県式家庭学習ノート―勉強グセと創造力が身につく』を購入。ページ数が多い分、学年別の学習方法や実際のノートも多く掲載されています。

現在、5年生の長男は4年生のときから週末に家庭学習の宿題が出るようになりました。その時は私も「子どもの宿題の一環」程度に思っていたため、親がアドバイスすることもコメントを書くこともなく子どもに任せていたのです。ある日、子どもの家庭学習ノートを見てびっくり。何でもよいから1ページ書きましたという感じで、とりあえず宿題で出たからやったのがよくわかる内容だったのです。

「これではまずい」と思い、本書を参考に子どもと一緒に家庭学習を毎日やること、目当てを決めること、最後は親が確認することを実践。さらに、ネタが尽きてきたときはもう一度親子でこの本を開いて、「こんなことも自主学習でやっているよ」と見直しています※。

※我が家では次で紹介しているスマイルゼミを中心に自主学習しています。
【参考】スマイルゼミを始めて3ヶ月での成績の変化@実践者が語る口コミ

おかげで今では毎日自主学習ノートを開けることが当たり前になり、自分でテーマを見つけて学習することができるようになりました。今でもたまに読み直して、親子で学習に対するモチベーションを上げるようにしています。今必要な部分だけを見直すだけでもとても参考になる1冊です。

まとめ

家庭学習をテーマにした本は数多くあり、私もいろいろな家庭学習本を読みました。中には途中で読むのを止めたものもあります。本書では「家庭学習はこうしなさい」という本ではありません。

「こういう方法があります」「学習を楽しくやりましょう」という内容です。家庭学習をどう進めればよいか迷っていると言う人は、一度『最新版 秋田県式家庭学習ノート―勉強グセと創造力が身につく』を手に取ってみてください。きっと役に立つはずです。

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