小学生の通信教育はどれを選べばよい?難易度で比較してみよう

通信教育で勉強する子供

子どもが小学生になり、自宅学習の一環で通信教育を検討する親御さんも多いのではないでしょうか。受講料も塾ほど高くはなく自宅で学習ができると人気がある通信教育ですが、その数の多さにどれにしようか悩みますよね。

受講したものの、すぐに辞めてしまっては意味がありません。たくさんの通信教育の中から子どもに合った教材を選ぶのは大変です。料金、口コミ、サポート…、選ぶ切り口はたくさんあります。

我が家も通信教育を受講する前には、いろいろな教材を比較したものです。そこで今回は、いくつか選ぶ基準がある中でも「通信教育の難易度」を比較してみました。子どものレベルに合った通信教育選びの参考にしてみてください。

成績アップを目指すなら『スマイルゼミ』

スマイルゼミ

『スマイルゼミ』は紙教材ではなくタブレット型の通信教育です。

タブレットならではの映像による解説、同じ問題を何度も繰り返し学習ができるメリットがあります。問題量も多く基礎から応用までをカバーすることができ、さらに「発展コース(別途料金)」を選べば難易度の高い問題を解くこともできるのです。

■スマイルゼミの基本情報

  • 難易度:★★★★☆
  • 使用教材:タブレット
  • 内容:教科書標準
  • 1日の勉強時間:約15分
  • 提出課題:なし

現在、我が家の息子(小学6年生)は『スマイルゼミ』を受講していますが、受講前よりも成績はUPしました。
参考記事スマイルゼミを始めて3ヶ月での成績の変化@実践者が語る口コミ

学習の基本はある程度理解できているから応用を身に付けたい、今よりも成績アップを目指したい子におすすめの通信教育です。

学習の定着を目指すなら『進研ゼミ小学生講座』

チャレンジタッチ

通信教育と言えば『進研ゼミ小学生講座』を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。子どもが進んで学習ができるように付録や教材も興味を引く内容となっています。

学習方法もドリル形式とタブレット形式の2つから選ぶことができ、どちらも受講料は変わりません。またオプション教材も多いので、基礎から受験までの幅広い学習をカバーすることができるのも特徴です。

■進研ゼミ小学生講座の基本情報

  • 難易度:★★★☆☆
  • 使用教材:紙・タブレット
  • 内容:教科書標準
  • 1日の勉強時間:約10分‐15分1
  • 提出課題:あり(ドリル形式は月1回、タブレットは年に3-4回提出)

『進研ゼミ小学生講座』は教科書の内容を基礎から丁寧に学習することができます。我が家の次男は学校で習う基本的な学習を定着させたいと思ったので、『チャレンジタッチ』を選び受講しています。
参考記事チャレンジタッチのレビュー【勉強が苦手が小三の子供が受講開始】

学校で習った学習をきっちりと定着させたい、勉強が苦手だから楽しく学習をさせたいという場合は、『進研ゼミ小学生講座』がおすすめです。

応用力、思考力を身に付けたいなら『まなびWith』

まなびWith

以前は『どらゼミ』だったのが3月末で終了して、『まなびWith』に変更となりました。

『まなびwith』は2020年からの新学習指導要領に即対応したイマドキの通信教育です。教科書に沿った内容ではなく、オリジナル教材で応用力を養うことができます。

■まなびwithの基本情報

  • 難易度:★★★★☆
  • 使用教材:紙
  • 内容:オリジナル教材
  • 1日の勉強時間:学年×10分
  • 提出課題:あり

『まなびwith』は国語、算数、理科、社会以外に思考の学習があります。

さらに、提出課題に作文の添削があるのも特徴です。学校の学習だけでなく、応用力や思考力を身に付けて欲しいと思っている方におすすめの通信教育です。

中学受験を目指すなら『Z会』

Z会小学生講座

レベルの高い教材と言えば『Z会』

通信教育には紙タイプとタブレットタイプの2種類があり、3年生以上から本格的な中学受験コースがあります。タブレットコースは6教科セットでの受講ですが、紙教材は1教科から受講が可能です。一つの科目を伸ばす目的でも使うことができます。

■Z会の基本情報

  • 難易度:★★★★★
  • 使用教材:紙、タブレット
  • 内容:オリジナル教材
  • 1日の勉強時間:30分‐40分
  • 提出課題:あり

受験までの本格的なスケジューリングや担任指導者が学習内容を把握して個別に指導してくれるので、中学受験を目指すなら『Z会』がおすすめです。

授業の予習・復習に『ポピー』

ポピー

『ポピー』は全家研(全日本家庭教育研究会)が出版している通信教育です。受講料も小学1年生で2700円と、他の通信教育よりも安く受講できるため人気があります。

余分な付録もなくシンプルな学習教材なので、ある程度学習ができる子だと少し問題量が少ないと感じることがあるかもしれません。

■ポピーの基本情報

  • 難易度:★★☆☆☆
  • 使用教材:紙
  • 内容:教科書標準
  • 1日の勉強時間:15分‐20分
  • 提出課題:なし

問題は少なめでも学校の教科書に沿った内容になっています。

そのため授業の予習・復習をさせたい、家庭学習の教材を探しているという人におすすめの教材です。

先取り学習をしたいなら『スタディサプリ』

スタサプリ

『スタディサプリ』は小・中・高校生向けのオンライン学習サービスです。タブレットやスマホなどで授業の動画(1授業約15分)を見て理解し、ドリルで問題を解いていきます。

小学4年生から受講でき、他の通信教育と違って小学4年生から高校3年生までの全教科・全科目の受講が可能なのも特徴です。また、月額980円という低料金も魅力があります。

■スタディサプリの基本情報

  • 難易度:★★★★☆
  • 使用教材:タブレット、PC
  • 内容:オリジナル教材
  • 1日の勉強時間:15分‐30分
  • 提出課題:なし

自宅で先取り学習をしたい、ドリルだけでなく授業を受けて理解したい、という人におすすめの教材です。

まとめ

小学生の通信教育は数多くあり、どれを選べば悩むものです。受講するのだから長く続けて欲しいと思うものの、子どものレベルに合わなければ教材もたまってしまいます。

まずは通信教育を選ぶ前に、「どのような目的で学習をさせたいのか」を考えてみてください。学校の勉強を理解させたい、今以上の学力をつけたい、応用力をつけさせたい、中学受験を視野に入れているなど、目的を考えるとどの通信教育が良いのかが見えてきます。

我が家の長男(6年生)も「基礎だけでなく応用力が付けられる学習をさせたい」「あまり難易度が高すぎないもの」「中学受験は考えていない」という点も考慮して、『スマイルゼミ』を選びました。
参考記事スマイルゼミの口コミ@受講者がタブレットの使い勝手や実際にかかる費用を紹介

まずは学習目的から難易度で通信教育を絞り込んで、後は子どもが興味を持てるものを選んでみてくださいね。

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