スマイルゼミとチャレンジタッチのタブレットを比較@使いやすいのはどっち?

スマイルゼミとチャレンジタッチのタブレット

最近では一般的になってきたタブレット型の通信教育。中でもジャストシステムの『スマイルゼミ』とベネッセコーポレーションの『チャレンジタッチ』は人気があるタブレット型教材です。

通信教育を選ぶときに、両者を比較した人も多いのではないでしょうか。実は我が家でも2つを比較して、6年生の長男は『スマイルゼミ』を、3年生の次男は『チャレンジタッチ』の受講をきめました。

比較したのは主に学習内容でしたが、実際に2つを受講して感じたのが「タブレットにも違いがある」と言うことです。

そこで今回は、『スマイルゼミ』と『チャレンジタッチ』のタブレットを比較します。通信教育選びの参考にしてみてください。

『スマイルゼミ』『チャレンジタッチ』の本体・タッチペンを比較

まずは、それぞれの本体とタッチペンを比較してみました。

タブレットは『チャレンジタッチ』の方が大きい

スマイルゼミとチャレンジタッチのタブレット

■タブレットの基本情報

項目 スマイルゼミ チャレンジタッチ
OS Android Android
外形寸法 270mm×180mm×10.2mm 271mm×204mm×16mm
フラッシュメモリ 16GB 16GB
重さ 約560g 約760g
ディスプレイ 10.1型TFT(1280×800) 10.1型TFT(1280×800)
カメラ 200万画素(本体表面)
500万画素(本体裏面)
200万画素(本体表面)
500万画素(本体裏面)
メモリーカード microSD microSD/microSDHC
インターフェース ヘッドホンマイク端子、microUSB2.0×1 ヘッドホンマイク端子、MiniUSB端子

タブレットは『チャレンジタッチ』はホワイト、『スマイルゼミ』はブラックのタブレットです。本体のみを比較すると、『チャレンジタッチ』の方が全体的に大きさ、厚み、重さがあります。

2つを比べるとやはり200グラムの差は大きく感じます。ただし、タブレットだけを見ると大きく感じる『チャレンジタッチ』のタブレットですが、ケースに入れた状態だと2台とも大きさは変わりません。

タッチペンは『スマイルゼミ』が一歩リード

スマイルゼミとチャレンジタッチのタブレットpen

次はタッチペンの比較です。『スマイルゼミ』(下)のタッチペンはとてもシンプル。その反面、『チャレンジタッチ』(中央)のペンは滑り止めが付いています。

さらにもう1本は、「光るジュエルタッチペン」(上)です。我が家の息子は現在、「光るジュエルタッチペン」を愛用中。

チャレンジタッチ

子どもが楽しく学習できる工夫がされているのは良いのですが、ペン差しに入れるとかなり大きい…。さらに、光るボタンを1回押すごとに光の色が変わるようになっているものの、光を切るために何度もボタンを押すのが面倒に感じます。

チャレンジタッチ

そして、気になるタッチペンの使い心地ですが『チャレンジタッチ』は画面に手が付くとタッチペンで文字を書くことができません。

そのため、手を少し浮かせて文字を書かなければならないので、少し書きにくそうな感じはします。(写真では分かりにくいですが、少し手を浮かせて書いています。)

スマイルゼミのタブレット

『スマイルゼミ』のタッチペンはごくごく普通のペンですが、紙に書くように使うことができます。手が画面に付いてもきちんとペンが反応してくれるので、ノートに文字を書くのと変わりません。

2つのタッチペンを比べた結果、やはり『スマイルゼミ』の方が使いやすいです。ちなみに、『スマイルゼミ』のタッチペンは『チャレンジタッチ』でも使うことができましたが、『チャレンジタッチ』のペンは『スマイルゼミ』に使うことはできませんでした。

カバーや充電も比較

メインになる本体とタッチペン以外にも、カバーや充電、カメラ機能も比較してみました。

カバーの種類が豊富な『チャレンジタッチ』

『スマイルゼミ』『チャレンジタッチ』ともに、本体に付けるカバー付属しています。

まずは『スマイルゼミ』ですが、すでに1年以上使っていますがそれほど剥げたり、破れたりと言うことはありません。思ったよりもしっかりした作りです。ペンは内側に収納することができます。

『チャレンジタッチ』のカバーは4月から使い始めて3カ月で、すでにところどころ剥げかけています。ペンは外に付けるのですが、子どもが使っている「ジュエルタッチぺン」は太いためかなりゴムが伸びてしまいました。

カバーだけをみると、『スマイルゼミ』の方がしっかりした作りになっているなと感じました。ただ、カバーは剥げたり破れたりした場合、どちらも購入することが可能です。

■専用カバーの値段

  • 『チャレンジタッチ』:1080円(税込み)
  • 『スマイルゼミ』:1944円(税込み)

値段を見ると倍くらいの差があるということは、やはり『スマイルゼミ』の方が素材も良く、しっかりとしているということでしょうか。

どちらも2色から選んで購入することができますが、実は『チャレンジタッチ』は努力賞のポイントでもらうこともできます。24ポイントでもらえるため、赤ペン先生、もしくは実力テスト3回出せばOK。

カバーをおしゃれなものにしたいという人は、しっかり学習して努力賞でGETしてみてください。残念ながら『スマイルゼミ』ではそういうサービスはありません。

『スマイルゼミ』はUSB充電器で充電可能

『スマイルゼミ』『チャレンジタッチ』には、専用の充電器が付属されています。充電にかかる時間はどちらも大体2時間くらい(バッテリーの使用期間によって異なります)ですが、『スマイルゼミ』は専用充電器以外にUSB充電器を使うことも可能。

スマホに使うUSB充電器が使えるので、わざわざコンセントに専用充電器を付け替える必要が無いのはありがたいです。そして『チャレンジタッチ』ですが、残念ながらUSB充電器を使うことはできません。

また、『スマイルゼミ』『チャレンジタッチ』の連続使用時間を比べてみると、『スマイルゼミ』の方が長く使えるように感じます。『チャレンジタッチ』はお楽しみ要素も多く、ライブラリーや動画が多く使われているのもあるかもしれませんが、我が家ではだいたい3日に1回のペースで充電しています。

『スマイルゼミ』はお楽しみがあるとはいえ、『チャレンジタッチ』よりもシンプルな学習スタイルです。そのためか、充電も1週間に1度程度です。(ただし、使う時間や使い方によっても連続使用時間は異なります。)

実際に使ってみた子どもたちの感想

小学生

最後に、実際にタブレットを使ってみた子どもたちの感想を聞いてみました。その結果、書きやすさはやはり『スマイルゼミ』の方が良いとのこと。

特に長男は『スマイルゼミ』のタッチペンの感度に慣れているため、次男の『チャレンジタッチ』を借りて操作をすると、「ペンが描きにくい」「反応しない(手が画面に付いているため)」とイライラしているのが伝わるくらいです。

次男は初めから『チャレンジタッチ』を使っているため、最初はうまく使えなかったタッチペンも今ではコツをつかんで書いているものの、たまに「何も反応しない」「動かない」と言うことがあります。

手が画面に当たってタッチペンが反応しなかったり、動画の途中で画面がフリーズすることもしばしば…。親から見ても、タブレットの使いやすさは『スマイルゼミ』の方が良いなと感じます。

まとめ

『スマイルゼミ』『チャレンジタッチ』両者ともに人気のあるタブレット型通信教材です。そのため、2社でどちらの通信教育を受講するか比較する人も多くいるはず。

比較するときは教材の内容や値段はもちろんですが、タブレットの使いやすさも重要です。タブレットが使いにくいとせっかくの学習意欲もダウンしてしまうため、タブレット教材を比較するときは本体やタッチペンの性能や口コミも参考してみてくださいね。