子どもが小学生になると、学校の勉強とは別に毎日何かしらの宿題を持ち帰ります。
中には「宿題とは別に自主学習をするように」と指示が出ることもあるはずです。決まったプリントやドリルをやるわけではなく自分で考えて学習するため、「何をやったらいいのか分からない」「どれくらいやったらよいのだろう」「そもそも自主学習って何のためにやるのだろうか」と思うこともあるでしょう。
さらに「自主勉強はしてもしなくてもどっちでもよい」というスタイルの学校だと、「どっちでも良いならやらない」と子どもも感じるはずです。
しかし、小学生の自主学習は学習習慣をつけるための大切な役割があります。
そこで今回は、失敗しない小学生の自主学習のやり方を紹介します。
挫折しない自主学習の5つの方法
小学生の自主学習は学習習慣をつけるための大切な役割があるものの、いざ自主学習をさせようと思ってみたら、子どものやる気がなく続かないということもあるはず。
さらに勉強が嫌いな子だと、なおさら自主学習はハードルが高くなるものです。そこでまずは、自主学習の方法を確認してみましょう。
1.使いやすいマス目ノートを使う
自主勉強で必要なものはノートと筆記用具。自主学習ノートは学校から指定が無ければマス目のノートがおすすめです。我が家では5ミリ四方のマス目ノートを自主学習用に使っています。
なぜマス目ノートがおすすめかと言うと、「低学年から高学年まで使えること」「縦にも横にも使えること」「どの教科でも使えること」の3点です。低学年であればマス目を4つ分使って大きく1文字書けます。
ノートを縦にしても横にしても使えるため、算数や国語にも対応できるのです。また、マス目が基準になるので文字の大きさが揃う、計算するときに見やすいと利点があります。
2. 子どもがやりたいことをやる
自主学習は学習内容が決まっていないので、どんな学習をしてもOK。定番の計算や漢字ドリルはもちろんのこと、日記や観察、音読や工作でもかまいません。
初めは何をして良いか迷う子も多いため、親が「こんな勉強はどう?」と導いてあげてください。勉強が嫌いな子であれば、日記や動植物の観察など興味があるものをノートに書いてみることから始めてみましょう。
ちなみに、勉強が嫌いな次男は自主勉強を始めた当初(小学1年生)、庭の虫を観察したり、育てた野菜の成長日記を書いたり、ひらがなやカタカナを使った単語を親子で順番にノートに書いたりとゲーム感覚で学習を進めていました。
3. 終わったら親のコメントを書く
自主学習が終わったら必ず親が目を通します。学習したことに対して親が簡単なコメントを書いてあげてください。我が家では頑張ったこと、もう少しこうしたら良くなる点などをコメントに入れています。
計算ドリルや漢字ドリルだと毎回「がんばりました」と同じようなコメントになるので、そんな時はご褒美スタンプやシールを使うこともあります。今では100円ショップでご褒美スタンプやシールも売られているので、うまく活用してみてください。子どももコメントを貰えると次からも頑張ろうと思うはずです。
4. お楽しみを用意する
自主学習の後にお楽しみを用意するのも良い方法です。我が家では「ゲームは自主学習が終わってからやる」と子どもたちと約束しています。さらに、学習量に応じてゲーム時間が変動するため、頑張って自主学習をするようになりました。
これは勉強嫌いの次男にも効果大。おかげで1年以上自主学習を続けることができ、宿題→自主学習→ゲームと言う流れができたのは良かったです。
5. 先生に提出させる
自主学習をしたら必ず先生に提出しましょう。多くの先生は何かしらのコメントをしてくれるはずです。息子たちの学校は自主勉強が強制ではありませんが、学習をしたときは必ずノートを提出させています。
先生からコメントやシール、ハンコなどを押してもらえ、さらに親が気付かなかった細かい部分を修正してノートが返ってくるのです。子どもも親に指摘されると怒るものの、先生に修正される方が素直に聞けます。また、先生からのコメントは子どもにとっても大きな励みになるのです。
学年ごとに自主学習内容をステップアップさせる
自主学習は子どもが自分で学習内容を決めておこないます。慣れない間は親と一緒に学習内容を考えても良いのです。慣れてきたら少しずつステップアップしてみてください。低学年ではまだ自主学習が自分でうまくできないため、親のフォローが大切です。
丸付けも親がして間違ったところは一緒に考えます。中学年では、できれば自主学習の「めあて」と「ふりかえり」を書きましょう。そうすることで学習の目的が明確になります。
さらにドリルは自分で丸付けまでさせます。高学年になると、ノートの書き方を意識するような学習を目指しましょう。中学生になると、小学生の時以上に板書が大切になります。ノートの書き方で成績も大きく変わると言われているため、少しずつ高学年からノートの書き方を意識させてみてください。
まとめ
小学生の自主学習は低学年から始めても早すぎることはありません。さらに勉強が嫌いな子であれば、できるだけ低学年のうちから学習習慣をつけておくことが大切です。とは言え、高学年だから手遅れかと言えばそうではありません。
我が家も本格的に自主学習を始めたのは4年生(現在5年生)の2学期からです。毎日続けていると、半年もすれば自分から自主学習ノートを開けるようになりました。今は宿題、自主学習、タブレット型通信教育の『スマイルゼミ』を毎日習慣として学習しています。
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そして、自主学習は次のステップ「ノートを見やすく書く」に今進めているところです。
まずは、毎日ノートを開けて何か学習をするところからスタートしてみてください。自主学習が習慣になれば自分から進んでノートを開けるはずです。