中学受験をするならいつから準備するのがベスト?受験準備の注意点

中学受験

新学期が始まったかと思えば夏休み。中学受験を考えている6年生にとっては、夏休みは学習強化の時期です。中にはまだ先だけれども、「中学受験をさせたい」「子ども自身が希望している」「受験をどうしようか迷っている」という保護者の方もいるはず。

地域によってはクラスの半数以上が中学受験をするということもあります。とは言え、まだ子供が低学年であれば受験を検討していても、いつから準備をすればよいのか、どんなことをすればよいのか迷うものです。

そこで今回は中学受験準備の始め時と注意点を紹介します。

中学受験の対策は早ければ良いというわけではない

クラスの半数以上が中学受験をする地域であれば、早い段階で受験を意識する家庭も多いはずです。

とは言え、親は「いつから受験対策や準備を始めればよいのか」悩みますよね。では、いつからどんな準備をすればよいのでしょうか

低学年では学習習慣を付けよう

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受験対策は早く始めれば必ず良いというわけではありません。本格的に受験勉強がはじまると、1日の学習時間は数時間単位です。学習習慣が付いていなければ勉強も長続きしないのです。

そのため、低学年から学習習慣をつけておくようにしましょう。学校の宿題以外に自宅学習をまずは10分から始め、少しずつ時間を伸ばしていきます。3年生までに宿題以外の学習を30分できることを目標にしてみてください。

さらに、生活リズムをきちんとつけておくことも大切です。受験を乗り切るためには、学力も大切ですが体力も必要。まず低学年では中学受験の土台部分になる学習習慣と、生活リズムを付けることを心掛けてみてください。

入塾は3年生の2月頃がおすすめ

中学受験に向けて塾にいつから入れればよいか迷いますよね。一般的な大手進学塾の中学受験コースでは、3年生の2月からスタートします。

そのため、中学受験をする子の多くが3年生の3学期から進学塾へ通いだすのです。4年生から6年生までの3年間で中学受験に向けた勉強と準備を始めます。

だからと言って、5年生で進学塾へ通うと遅いかと言えばそういうわけではありません。その子のやる気と基礎固めがきちんとできていれば、5年生で入塾しても志望校に合格する子もいます。

とは言え、一般的に中学受験には3年間の準備が必要と言われているので、心配であればやはり3年生の4月頃から塾選びを始めて、3学期頃の入塾に備えるようにすると良いでしょう。

情報収集は早めにおこなおう

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中学受験の準備は3年必要ととは言え、情報の収集は早めにおこなうことが大切です。受験をするにせよ、どこの学校を目指すのかを明確にした方が目標もはっきりと決まります。

まずは、どんな学校が良いのかオープンキャンパスなどで下調べをしておきましょう。学校説明会やオープンキャンパスは夏休み頃から多く開催されます。

できれば親子で学校の様子を確認してみてください。初めは目標の学校を一つに絞らなくても、いくつか候補を上げる程度でかまいません。

目標の学校が絞れたら、それに向けてどのように学習を進めるかを決めることになります。多くの場合、受験に向けて塾選びが始まるはずです。中学受験に特化した大手進学塾から、学校の授業を補う塾までスタイルは様々です。

どの学校を目指すかによっても塾選びは異なります。どんなコースがあるのか、曜日や時間帯はどうかなどを照らし合わせて、子どもが通うことが可能なのかどうか事前に調べておくようにしてください。

また、大手進学塾の多くが入塾テストを採用しています。希望してもテストに合格しなければ入塾させてもらえないことも珍しくはありません。入塾テストがある場合、その対策も必要となります。
参考記事中学受験の費用はどのくらい必要?全部でいくらか計算してみた

中学受験は親のサポートが必要

中学受験は子どもだけでなく、親のサポートも重要です。塾の送迎はもちろん、学習のサポートや健康管理、情報収集など挙げればきりがありません。特に中学受験を意識し始める3、4年生ではまだ何をどのように勉強をすればよいか子どもも迷うものです。

親がサポートしながら少しずつ子どもを受験モードに導いていきます。低学年であれば、ある程度親が学習の予定表を組んで一緒に学習に取り組むのも良い方法です。高学年になると、子どもも本格的に受験モードのスイッチが入るはず。そうなれば親は子どものサポートに回るようにしましょう。

まとめ

勉強する女性

今では中学受験をする子も増えて、中にはクラスの半数以上が受験をするという学校もあります。我が家が住んでいる地域でさえ、一クラスそれほどいませんがやはり毎年クラスに数名、中学受験をする子がいるくらいです。

もちろん、受験の準備は早めに越したことはありません。とは言え、小学1年生から進学塾へ入れてスパルタで学習させても必ず合格するというわけではないのです。

まずは低学年でしっかりと学習習慣をつけることを意識してみてください。もちろん、中学受験を決めたら親のサポートも必要なので、二人三脚で中学受験を目指すようにしてくださいね。